149時間目 千雨の一歩

んー、今週も買っちまったよ週刊少年マガジン。一度買っちゃうと次週が気になって継続購入してしまうんだよな。捨てるのもメンドイし保存しとくにはかさばるから、あまりこういう雑誌は買いたくないんだけど。


んで、今週の『魔法先生ネギま!』149時間目。誰もが同じ様なことを言うだろうが俺も言っておこう。
千雨、超絶カワイイ!
今のうちに人気投票やれば刹那を抜くことも可能じゃないか?マジで。


長谷川千雨。眼鏡がなけりゃ自分の本音を言うことが出来ない少女。眼鏡無しではっちゃけられるのはネットの中だけ。そんな少女はネギと出会い少しずつ変わっていく。
眼鏡を外した素顔を「キレイですね」と褒められたり、無理矢理コスプレコンテストに出場させられたり。そして何より、夢に向かって諦めずに進んでいくネギ・スプリングフィールドの姿を目にして。
そしてついに今週の149時間目でその眼鏡を自らの意志で外し、想いを行動に移す!


くぅ〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!
ネギま!』は「萌えと燃え」みたいなことをよく言われてるが、今までは萌えパート(ラブコメ)と燃えパート(バトル)に分かれてるような感じだったんだよな。それが今回は萌えと燃えが同時発生している。
まず部屋にいるのが千雨とネギ、カモの3人だけになってから眼鏡を外すまでの千雨の独白場面が素晴らしい。正面から眼鏡を通してではなく横顔から描くことで眼鏡の奥にある千雨の「自分の意志を宿した瞳」をハッキリと見ることができる。
「世界の危機だ」とか「仕方ない」なんてもんは建前としか思えないような眼。「世界の危機だから」なんてもんはあくまで一般常識的(客観的)に考えた場合の話で、千雨はただ自分で考え自分が正しいと信じた道*1を自らの意志で進もうとしているだけなのだ。
ここで思い出されるのはやっぱりエヴァンジェリンの11巻のアレだよな。

恐れていては何もできん
あらゆる局面において重要となるのは 不安定な勝算に掛け不確定な未来へと自らを投げ込める 自己への信頼・一足の内面的跳躍
つまり「わずかな勇気」だ

眼鏡を外してキスをしようとした直前にネギが目覚めてしまったら流石に目を合わせられずネギの目を手で覆ってしまうが、その姿がこれまた可愛い。
「お・・やわらけー・・」とか「あんまやってると変な・・」とかに至ってはもうヤバすぎでしょう。
これで魔力供給とかやったらどんな反応するのか見てみたい。


ネギがタカミチに勇気を出して立ち向かったように、その姿(とこれまでの成長)を見ていた千雨も勇気を出して自らが歩むべき道に一歩を踏み出した今回の話は、ハッキリ言って今までの『ネギま!』の中で今までで1番面白いんじゃないか?


それと大分昔の話だが、2巻で千雨のコスプレ衣装がネギのくしゃみで吹き飛ばされる12時間目だけど、そのくしゃみで衣装が飛ばされた際に千雨の眼鏡があったりなかったりするんだけど、これってどっちが正しいの?
俺としては将来ネギが千雨の眼鏡を外す大きなキッカケとなることを表す伏線として、眼鏡はない方が正しいと思うんだけど。

*1:正しいと言うよりも自分が「こうあってほしい」と望むものを叶えるための道と言うべきか