187時間目 3.かわせない。現実は非情である。

というわけで、ハンサムなネギ君は瞬動でよけたとか刹那が変わり身の紙型を出してくれたとかいう予想は外れて、普通に攻撃喰らってた。木乃香とか強力な治癒能力者が出てきてから、容赦のない攻撃が増えてきたよな。10歳かそこらの子供に、貫通攻撃するとか普通はナシだろ。ケツの穴にツララを突っ込まれた気分だ。突っ込まれたのは右肩だけど。


主人公のネギが重傷を負い、頼れる楓と小太郎があっという間に戦闘不能になって刹那が大きなダメージを受ける。で、この状態で実戦経験の少ない明日菜とアーニャがほとんど何の行動もとれていないという様子をたった1話で描けるんだから凄いよな。しかも最後にはネギの反撃と明日菜の活躍までちゃんとあって希望をもたせるような展開なんだから。熱い、熱すぎるぜ!岸本斉史がもし『ネギま!』を描いていたならば「そう思わないか?ネギ君」のフェイトのセリフで「次週につづく」だよ。


「ネギ達を消さないでいる理由もない」と言ったフェイトだが、これは本気ではなくネギの力を引き出すための挑発のような気がする。石化ってのはネギの最大のトラウマだからな。フェイトはネギの過去を知っているというわけか。情報源はアルビレオ・イマってことはねえだろうな?なんか183時間目の最後のエヴァ様との会話を見てると、ナギのことだけでなく色々と知ってて画策してそうな気がするんだが。どうでもいいけど、ネギの過去を踏まえた上で6巻を読み直すと面白いよね。


楓を捕らえたΜελαν Και Σφαιρικον Δεσμωτηριονとかいう長々しいようで短い気がする魔法はギリシア語の古代語魔法か。普段は日本語の意味の横に実際は何と唱えているかカタカナで書かれている形式だから、いきなりこういう表記になるとちょっと混乱する。8巻でも同じ状態になった。意味としては多分「全てを覆う黒い牢獄」みたいな意味だと思うけど、これって魔法の名前ってゆーか、呪文の最後の部分だけなんじゃないの?始動キーも唱えずに、ほとんど無詠唱で古代語魔法を使うってのは作品的にアリなのか?作中最強のナギだって雷の斧を使う際はちゃんと詠唱しているのに。まさか術者がギリシア人で「Μελαν〜」がギリシア語での魔法名の表記で、横に振られているカタカナの読み仮名が本来のラテン語での読み方ってことだったりするのか?しないよな。ギリシア語ってのはまさにIt's Greek to me.なのでよくわかんないや。


さて次回の予想
ネギ「のろいぜフェイト・アーウェルンクス。 そしておめーの言うとおりだ……おれには悲しい友情運があるぜ。助けるはずの生徒に助けてもらったぜ…」
みたいな展開になるだろう、多分。




くだらないネタ ・フェイト=ナギ説
フェイト=白髪の少年+石田彰=ナギ (このネタって結構有名?)
もし本当にフェイトがナギだったら本気で笑う。