単行本3巻 20時間目の話

えらく昔の話なんで既出だったりするかもしれないけど、今更になって気づいたことが。


20時間目でネギ、明日菜、カモの三名が茶々丸を尾行してると茶々丸が困ってる人達を助けるって場面がある。
この困ってる人達ってのが、風船が高い所に引っかかって泣いている少女、階段を登るのに必死なお婆さん、川に流される仔猫となっているわけなんだけど、この三者ってエヴァンジェリンの暗喩だったのな。てっきり、茶々丸の人柄の良さを表しただけかと思ってた。
大事なものを無くした少女であり、力を封印された600歳超の女性であり、自分の力だけでは川の流れには逆らうことができない仔猫(キティ)ということだったのか。ここでいう川の流れっていうのは「人生の流れ」とかそんな感じの意味。
泳げないってのも単に吸血鬼という設定だからというわけじゃないんだな。
この描写があるから、ネギとの戦いで魔力を失い川に落ちそうになる場面がより一層面白くなるわけか。


奥が深いぜ『ネギま!』の世界。