今さらだけど

ネギま!メインに書いてきたからもう更新意欲が失せてきてるんだけど、この作品の終わり方に関してちょっとモヤモヤしてることがあるので、これが最後になるかもしれないんで一応書いておく。

個人的には始まりの魔法使いとは何だったのかとか、そういう伏線とかは別にどうでもよかったんだけど、明日菜の救済の仕方だけはちょっと納得できないというか受け入れられない部分がある。

いや、もうホントに極めて個人的なことなんだけど、俺、一昨年の10月に母と死別したんだよ。父はその10年前ぐらいに逝ってる。それで、親戚や友人はいるとはいえ、家では一人になっちゃってしばらくは色々と思うことがあったわけですよ。
それで、このネギま!の終わり方。
明日菜が目覚めたら百年もの時が過ぎてネギやクラスメイトたちは(エヴァンジェリンなどの例外を除いて)皆死んでいた。
俺ってば、この時の明日菜に無茶苦茶感情移入してボロボロ泣いちゃったんだけど、その次の回で俺の涙はなんだったんだ……って感じになってしまった。

タイムマシンで過去の時代に戻りそのまま仲間たちと過ごすってのは、彼女のこれまでを考えればこのくらいはご褒美として与えてもいいんじゃないかと思ってる一方で、大切なもの(明日菜)を失っても前に進み続けた他の時代のネギたちのことを思うとさぁ。夕映だって大好きな祖父の死があって今の自分がいるみたいなこと言ってたし。
少なくとも、ジョジョ六部みたいな感じで、似てるけど自分の知ってるネギたちと違ってたらまだ受け入れられてたと思う。
なんかものすごーく、人が一番立ち向かわないといけない喪失感から逃げてるような気がしてさーーー。

同じタイムマシンを使ったアニメ一期はどんなに文句言われようとも好きなんだけど、あれは都合の悪いことをなかったことにしたからではなく、あくまで絶望に立ち向かう強さを与えたからなんだよ。