『BLACK LAGOON』を五巻まで購入した。

双子の話もいいけど、ロベルタ編と日本編が最高でしょ。双子編はストーリー自体は凄く面白いんだけど双子の戦闘能力が高すぎるのがちょっと残念。もっと子どもらしさを武器に使って、知略と本能で街を掻き回す展開が良かったな。慰み者になるふりをして標的を殺すとか。
ロベルタ編は先に観たアニメとは違った演出で面白かった。アニメの方は大笑いしながら観てたよ。ロベルタのT-XからT-1000の流れがツボだった。
日本編はロベルタ編とは真逆の展開で壮絶すぎ。裏と表の住人が惹かれあい、お互い付き添う覚悟が出来ていながら、いやその覚悟が出来ているが故に起こる悲劇。生きるために戦う覚悟を決めた雪緒に、彼女を守るため死人として戦う覚悟の銀次。いくら惹かれあってもこの世界では結ばれることはない。
ロベルタとガルシアが生き残り雪緒と銀次が死んでしまった決定的な違いは最後の決闘において、ロベルタは兵士としてではなくメイドとして戦いガルシアもそれを望み、銀次は極道として戦ってしまったことであろう。ロベルタは生きるための戦いだったが銀次は落とし前をつけるための死人としての戦いだった。そして生きるために戦う雪緒との覚悟のすれ違いに気づいてしまい隙ができた。死人は生きるために戦うんじゃない。いつ死んでも後悔しないために戦うのだ。
主人公のレヴィやバラライカは思いっきり死人の方に分類されるが最終回はどうなるんだろうね。