ハウルの動く城

以下の下らない文は、この作品を傑作と認めた上での感想であり貶す意図はこれっぽっちもないのであしからず。


なあ、これって『Rozen Maiden』じゃないのか?
家に縛られているソフィー(ジュン)がハウル(真紅)と出会った後、呪いをかけられほぼ強制的に家を出なければならなくなる。そしてハウルマルクル雛苺)との生活をしていくうちに成長(変化)していく。その成長(変化)はハウルにも影響を及ぼしていく。
髪の色が変わって「美しくなかったら意味がない」って喚いてるハウルは(実は臆病ってとこも)思いっきり真紅だし、髪の色が変わっても、そして醜い姿になったとしてもハウルを受け入れるソフィーはやっぱりジュンだ。ラストに心臓を戻す場面なんて、壊れてしまった真紅の腕をジュンが直すところそのまんまだ。
この映画を「よくわからんし面白くない」って言ってる人はマジでアニメ『Rozen Maiden』の一期を観てみなさいって。この映画が何をやろうとしてるのかよくわかると思う。

どーでもいいけど、少女姿の時のソフィーの声は倍賞千恵子ではなくやっぱ島本須美の役だよな。ついでに神木隆之介くんは矢島晶子の存在を脅かすほどの可愛らしさ。