ついに始まったか

期待3割、不安7割ぐらいで始まったドラマ版『ネギま!』。
結論からいうと、ダメだこりゃ。


原作ありの映像作品としてありがちな一見さんお断り的な、原作の大雑把なダイジェストでしかない。ネギが惚れ薬を作る過程とか原作読んでなかったら理解しづらいんじゃない?脚本がアレなのか、もしくは編集段階でバサバサ切ったのか?
明日菜がバスと競争するまでは結構良さそうで期待できてたんだが、ネギが登場してからが酷すぎる。
だってさー、日本の学校に10歳のイギリス人少年が教師としてやってくるってゆう、これでもかってほど有り得ない状況で、誰一人驚いていないんだもの。教室の場面になったとき誰もが「今からネギがやってきて、みんなが驚くんだろうな」と思っただろうけど、普通に授業中だった。授業中なら授業中で水晶玉出して雑談してんじゃねーよ!学級崩壊一歩手前だよ!マジで呆れたぜ、この場面。
いいんちょショタコンなら、ネギを一目見て惚れるって場面が必要だろうに。
ま、佐々木まき絵がスカートを脱いだら朝倉和美が何気に写真撮ってるのには笑ったし、いいんちょと明日菜の喧嘩→佐々木まき絵失格の流れは面白かったけど。


演技の面ではいいんちょが頭一つ抜けて巧い。次いで、木乃香、タカミチか。木乃香は悪くないけど、アニメの野中藍があまりにもハマリ役だったんでちょっと物足りない。


演出面では(個人的には)悪くはないと思うので、あとは脚本次第かなー。明日菜の幼少時代やタカミチの「お姫様」発言などを考えると、全体的には面白そうな話にはなりそう。


最後に一言。
照明をなんとかしろ!


追記
「僅かな勇気が本当の魔法」というセリフをネギが自分で思いつくのはアリだと思う。この言葉を明日菜に対して言ったのではなくて、惚れ薬騒動の中での明日菜の行動を見ることによってその考えに至ったのだから。