法則とか反復とか

晦日に更新するならば、やっぱり『ネギま!』の全体的なまとめだったり、これからの色んな意味での展開の予想にしたかったけど、メンドクセーのでやめとこう。


自分は漫画とかアニメ観てても、伏線がどうとか展開がどうとかいうよりも、何かを反復したり作中の法則に従って表現してるのを見つけると少々展開がグダグダでも「おお…」と感心して、その作品を好きになってしまう。反復だとか法則ってのは、登場人物の意思や感情を強烈に伝えてくれるから。

例えば『とらドラ!』なんかでは、竜児が大河の空白を埋めるような行動*1をするのを見てて、こりゃ惚れるだろとニヤニヤしてたんですよ。


そして『ネギま!』もこれでもかってぐらい反復したり法則に従った行動を取ったりするから、この作品が大好きなんだよなぁ。
最近では269時間目の感想で書いた、罪の重さに押しつぶされるかのように「落下」する者と、そんな人を受け止めてくれる「飛翔」する者の姿を見たりするとめっちゃ燃える。「落下」する者には闇がつきまとうし、「飛翔」する者は光とともにやってくる。
他にもラカン戦は麻帆良武道会の反復だったりするし、ナギは基本的に見上げられる存在だったりする。
エヴァンジェリンを除くクラスメイトでは、夕映なんかがこの法則・反復による表現の恩恵をモロに受けているから好きにならざるを得ないよな。(なんか容姿があんま好きじゃないんだけど。)
14巻で、自分の恋心が親友にバレちゃって逃げ出してロープで降りようとすると、ロープが切れて落ちちゃう一方で、その後のネギ対超鈴音の決戦前のアドバイス、そして魔法世界編では箒で空を飛ぶ練習をして100kmマラソンでその成果を出しちゃうんだから。この時、仲間を囮にする際の意識が「闇」を選択したネギとは随分違うのも印象的。


そういえば、魔法世界に来る前に明日菜がハルナのアーティファクトで一時的に飛んで、その後効果が切れて落ちてしまい何とかハマノツルギを足場にして事なきを得たが、フェイトの手によって記憶が戻り自分の罪を知ってしまった明日菜はこれからどうなることやら。

*1:ラブレターの中身がないことを指摘したり、空腹の大河のために食事を作ったり、偽乳作ったり