15巻を読んでのあれこれ

とんでもないことに気づいてしまった。
周知のとおり小林ゆうの描く絵って凄いよな。この人って『魔法先生ネギま!』と『MUSASHI GUN道』の両方に出演してて、どちらも壊滅的な作画で有名だけど、もしかしてその原因はこの人にあるんじゃ…何かの呪いをかけたりしてんじゃないだろうな。
「喋りすぎは命に関わるぞ」


冗談はさておき、『魔法先生ネギま!』15巻の通常版を購入。基本的に「限定版」という言葉にはあまり惹かれない性格なので。これからも限定版を買うことは多分ないと思う。
しかしアレだな。前々から感じてはいたんだけど、この漫画ってセリフというか文字が多いよな。特に135時間目以降の文字量は凄まじいものがあるような。読むのに結構時間がかかったよ。面白かったけど。


15巻のメインはやっぱり超鈴音の計画とエヴァ様の説教あたりか。
でも今回最も気になったのは、「超鈴音古菲にだけ特別な感情を持っているのは何故?」ってこと。
いくら同じ部活に所属してて友達だからって敵側になるであろう古菲にあんなふうに接するのはわけがあると思うし、そもそも古菲を親友に選んだこと自体に何らかの意図があったのだと思う。未来から過去を変えるためにやってきて、計画を最優先させないといけないし、いつかは別れなければならなくなることを知っているのだから。それなのに何故親友になったのか。
これってやっぱり超はネギと古の子孫じゃないのかな?
プレゼントを渡すときの
「超・・・・」
「古・・・・」
の言葉の間にネギの表情が描かれてるのもそういう意味があるんじゃなかろうか。もしそうだったらプレゼントを渡す場面は見た目以上に感動的な場面だよな。
さてこの先どうなることやら。


以下、半分ネタで半分真面目な考察。
変態アルビレオについてだが、彼は一体誰とパクティオーしたのか。ナギとパクティオーして「ナギが生きているという確信はアルがアーティファクトを使えるから」という説があるが13巻を読む限りでは、ナギ本人が自分の死を前提にアルのアーティファクトの能力を頼っていたようなので、まずナギがパートナーではないだろう。
そうなると一体誰が。ナギと愉快な仲間達は、アル以外は基本的に接近戦が得意な従者タイプだろう。剣士二人にタカミチの師匠のオッサン。彼らとパクティオーするならアーティファクトを得るべきなのはアルじゃなくて従者である彼らであろう。
だとすれば残された人物は一人しかいない。
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル様である。
だってアルのアーティファクトの2つの能力を最初から知っていたんだもの。アルの能力を知っているということは敵として戦った可能性もあるが、エヴァとまともに戦える人物なんてそう多くはないからアルのアーティファクトエヴァとの戦闘にはほとんど意味がないだろうし使うこともなかったはず。となると、アルと一緒に暮らしてた時期があってアーティファクトの能力を見る機会があったわけだ。それならエヴァパクティオーしてたとしてもおかしくない。
それに「お前のこと散々探していたのだぞ」って、アルがナギの仲間で彼の情報が得られるからではなくアル自身に何らかの用があったのだろう。
タカミチとアルの会話からしてアルは死んていてもおかしくない状態のようだったが、エヴァが探していたということは生きている核心があったからで、それはパクティオカードのオリジナルをエヴァが持っていたからだと思う。念話とかしてもアルがそれに応じられない状態だったとか。
いやーしかし、アルのエヴァに対する性格の悪さが「好きだから意地悪する」みたいなことが原因だったら面白そうだな。