151時間目「受け継がれしスプリングフィールドの血」

ススス スゲェッ!!明日菜の過去がこんなところで伏線として機能してるとは。(って、俺の予想が外れてたら伏線にはならんか。)
今回はとにかく超鈴音とタカミチの会話が最大の見せ場である。

「そういった考えを抱いた者に成功者はいない」というタカミチの言葉に対し
超鈴音「私はうまくやる。それに貴方のような仕事をしている人間にはわかるハズ(中略)私のようなやり方しかないと」と切り返しタカミチに「仲間にならないか」と誘いをかける。そして動揺するタカミチ。


こ、濃ゆい。ここまで色々と考えさせるやりとりが今まであっただろうか。「考えさせる」ってのは禅問答とかそんなんじゃなくて普通に「考察」って意味ね。
超鈴音のセリフからして以前にも超と同じような計画を企てた者がいることが推測され、その計画は失敗していることがわかる。そしてその計画をやろうとしたのは、超のタカミチを見透かしたようなセリフや「仲間にならないか」と誘われたタカミチが動揺したことから、ほぼ間違いなくタカミチを含むナギパーティーのメンバーだろう。
ナギパーティーは明日菜の記憶からわかるようにガトーは(ほぼ確実に)殺され、他のメンバーもちりじりとなって散々な状態である。で、恐らくナギ達の計画を成功させるためには神楽坂明日菜の存在が必要不可欠であったと思われる。じゃないと高貴な身分だからと言って一緒に旅するような人間じゃないでしょ、ナギは。むしろ高貴だからこそ関わるのを拒否しそうなタイプだ。一緒に旅をする大切な理由(世界に魔法の存在をバラす計画)があったのだろう。
ここで超鈴音についてだが、はてなダイアリーのキーワードで彼女の項目を見ると

ちなみに名前の「鈴音」は、本来の中文普通話読みにおいて「リンイン」と読むはずで、「リンシェン」と読むことはない。「鈴の音」を意味する中国語である「鈴声」なら「リンシェン」と読むのだが……。

とある。
鈴声…明日菜のトレードマークは「鈴」だ。超はナギと行動を共にしていた「明日菜の声(想い)」に応えるために行動しているのではないのか。
このまま未来が変わらなかったら世界はとんでもないことになり、明日菜の想いを、ナギの理想を胸に秘めたネギの子孫、超鈴音が誕生するのではないか。
でも、そーなると未来が変わっちゃったりしたら現在の(という表現も変だが)超の存在がなくなってしまうのかも知れない。
そうなると「ネギま!」の物語の中でネギが初めて大切な人を失ってしまうことになる。そして、それを理解したうえで超が行動しているのだとしたら…
ネギま!」は今、とんでもないクライマックスを迎えていようとしているんじゃないのか……