158時間目 エヴァンジェリンの下僕になりたいです

あらゆる局面において重要となるのは 不安定な勝算に賭け 不確定な未来へと自らを投げ込める 自己への信頼・一足の内面的跳躍 つまり「わずかな勇気」だ

選択についても どちらかを捨てさせるつもりだった

一歩を踏み出した者が 無傷でいられると思うなよ?

上記は全てエヴァンジェリンの言葉である。


武道会からの数々のクライマックスは単なる序章でしかなかった。
どちらが正しいかの問題じゃない。自分が信じた道を進む覚悟があるかないかの問題である。そして一歩を踏み出したものは無傷ではいられない。
超との戦いの前にネギの仲間は、多くの決断を迫られてきた。
刹那の剣か幸福か、夕映とのどかの三角関係、明日菜のタカミチへの告白、千雨のパクティオー……
そしてついにネギ自身も自分の信じる道を歩きだす!
エヴァンジェリンの教え、夕映の平手打ち、そして父であるナギ・スプリングフィールドの「お前はお前自身になれ」という言葉に後押しされて。
今週は出番こそないがエヴァンジェリンの存在感が圧倒的だった。夕映が何を言おうがネギは何をすべきかすでにわかっていた。以前から師匠にキツク言われてたことだから。くう〜、かっこよすぎるぜエヴァ様。まずは足を舐めたいです。
そして超との決戦において、なんと超はエヴァンジェリンが修学旅行で使ったものと同種の呪文(炎ver.)を唱えだす。こんなところまでエヴァンジェリンが師匠として立ちはだかるのか!


すげー、凄すぎるよ。もはや超の真の目的はネギに一歩を踏み出す勇気と覚悟を与えることかと思えてきた。それほどまでに各人の決意の強さが伝わってくる。超の一件が片付いたら『ネギま!』で扱うテーマがなくなってしまいそうな気がするんだが、大丈夫なのか?盛り上がりすぎだろ!

なんかもう『ジョジョの奇妙な冒険』第5部みたいだな。
「“覚悟”とは!暗闇の荒野に!進むべき道を切り開く事だッ!」


超の始動キーだけど、なんか深い意味がありそう。
「ラスト テイル マイ・マジックスキル マギステル」
もちろんネギの始動キー「ラス・テル マ・スキル マギステル」を意識したものだけど「ラスト テイル」とは「最後の物語」という意味だ。「最後の物語…私の魔法技術です、達人よ」とあたかもネギに語りかけるような雰囲気なんだよな。
ネギに対して立ちはだかるだけでなく、子が親に対して最後に親から受け継いだ自分の力を見せたいって感じで結構グッとくるものがある。
でも、葉加瀬を巻き込んでしまいそうで無茶苦茶不安なんだが。