『地獄少女 二籠』第八話「偽地獄通信」

なんの気まぐれかは知らないけど、『二籠』の中では一番後味の良い話になってるじゃないか。脚本の西園悟って人は一期では第十八話の「縛られた少女」という胸糞悪くなるような話を書いた人ですね。あの話がアレなのは声優のくじらに因るところも大きいだろうが。
今回の話は、厳しく育てられた教え子が先生の愛に気づかず復讐しようとするという内容だが、一期の第七話「ひびわれた仮面」と比べてみると面白い。
「ひびわれた仮面」は、養母の厳しさに耐えかねた娘が養母へ復讐するって話だったけど、養母が娘を更生させようと奮闘するも娘に恨みのある者が人知れず娘を地獄に流すというオチだった。
で、今回の「偽地獄通信」は生徒を利用して先生に復讐をしようとした教え子に対し、先生自身が教え子を地獄へ流すオチ。
「ひびわれた仮面」はあまりに虚しい最後だったけど、「偽地獄通信」は先生が(良くも悪くも)ケジメをつけられたんで気分いいよな。
二籠」になってから明らかに、閻魔あいや一目連達が依頼者及び周りの環境を考えて「どうしたらうまくいくか」を模索しているのが健気で微笑ましい。ま、それでも鬱展開になる方が多いんだけど。地獄幼女こときくりのせいなんだろうなぁ。無邪気な顔して平気で酷いことしちゃうのがムカツクけど可愛い。


とりあえず、来週は「アッー!」な展開っぽいのでいつも以上に楽しみである。
それにしても骨女の格好は学校に潜入するにはエロすぎるだろ。いや、格好というより存在自体が。6話のボンクラが保健室登校してたのはクラスに馴染めないからじゃなくて骨女、アンタがいるからだと思うぞ。