デジャヴ?

真っ向勝負と見せかけて、実は遅延呪文で攻撃っていうのはタカミチ戦と同じオチだな。エヴァンジェリンの言動なんか、わざとらしいほどタカミチ戦を思い出させるようになってると思う。
それでいてタカミチ戦と違うのが、ネギが「誰かのために勝利しなければならない」ってことだった。
魔法世界のお偉いさんに修行をつけてもらい、裏では亜子やトサカに色々諭され、みんなのアーティファクトの力を借りて、小太郎には盾になってもらい、最後にはラカンの力までも取り込んで、誰かのために戦った結果が

お前は今日から一人前だ

だもんな。
いいねえ。ちょっと泣けたよ。


実の所、敵の力を取り込むっていうのは個人的には予測していたんだけど、開発者のエヴァンジェリン自身が完成まで至ってなかったってのがいいね。何百年と生きてて時間は腐るほどあったくせに、技術的障害だとか費用対効果なんてもっともらしい言い訳してるのが可愛い。完成できなかった理由は彼女の性格だろうな。「全てを飲み込む」のが闇の魔法でありながら、エヴァンジェリンには受け入れられない何かがあったんだろう。まー、自分から他人の力を借りちゃうエヴァ様なんてエヴァ様じゃないやい!