ゆーなの気持ちを想像して枕を濡らす289時間目

運動部四人組が現在ネギの看病をしてるけど、彼女達は以前にもネギに対して同じような心配をしたことがある。それは、ネギがエヴァンジェリンに弟子入りするときの理不尽とも言える試験。あの時のネギの気持ちを本当に理解できたのは、まき絵だけだった。
魔法世界に来てからのいざこざで、亜子もネギを理解し、亜子を見守っていたアキラもネギをある程度は理解したかもしれない。


でも、裕奈は…?


そんな折に高音から明かされた裕奈の母の真実。それを知った裕奈は何を思ったのだろうか。


何故ネギは茶々丸に幾度となく痛めつけられても諦めずに、エヴァンジェリンに弟子入りしようとしたのだろう。無茶を承知で闇の魔法に手を染めたのはどうしてだろう…
どうしてお母さんは、命の保障すらない危険な仕事をしていたのだろう!
自分がいないとだらしなくてほっとけない駄目な父親と思っていた人は、どれほどの覚悟を持って母を愛していたのだろう!


と、裕奈が考えていたであろうことを想像していたら本気で泣けてきた。
そしてエヴァンジェリンの言葉に対して、珍しく本気で嫌な顔をする裕奈の気持ちが痛いほど伝わってきたよ。

そんな複雑な心境のはずなのに、仮契約する際のあの明るさ!ええ子や…

30巻限定版のアレ!

エヴァンジェリン…ああエヴァンジェリンエヴァンジェリン
セーラー服に眼鏡とスク水ッッ!それと猫耳
いやぁ、あまりに興奮しすぎて、松岡由貴さんが「夢の妖精略して。。。」とかTwitter上で言い出したときには、心の声が漏れたかと思ったぜ。

もう、今回の限定版はアニメなんてなくても満足だよ。

286時間目の一口メモ

・苦しむネギを見守る運動部四人の姿は160時間目で超鈴音の様子を心配する場面の反復。(今回は亜子がいるのがイイねー。)ちなみに160時間目のあの場面でネギの側にいたのは、明日菜のみ!
・恐らく、ネギが闇を克服するためには夕映が記憶を取り戻す必要があり、「私達でよければ…一緒に背負うですよ」の言葉が鍵となる。言い換えれば、今のネギの苦しみを理解できないと夕映の記憶は戻らない。
・当然、上記の二点は繋がっている。

右から左への流れの爽快感!

いっやー、今回の281時間目で夕映がのどかとの記憶を思い出し、龍宮隊長の「行くぞ!」からの怒涛の展開が凄すぎる。
日本の漫画は当然だが右から左に読むので、キャラクターが迷いなく右から左へ動くと勢いがあって読んでて気持ちいいんだが、今週の『ネギま!』ほどの爽快感が味わえる作品は滅多にお目にかかれないだろう。右を向いているテオドラや戦艦がいい対比になってる。
そんな猛スピードで進む展開の中で、魂の存在に迷いを抱いていた茶々丸が、自身の魂の存在を証明するアーティファクトを手にして右向きから左向きに回る一連のアクションの華麗さから伝わってくる意思の強さが素晴しい。アーティファクトの名前が「空とび猫」っていうのが、これまた!

もう、このシーンをアニメにする意味はないんじゃないかと思うほどの躍動感がこの281時間目にはあると思う。別にアニメを批判してるわけじゃないけど。

宗教的な問題

266時間目の感想でも言及したけど、今回の278時間目でも気になったので書きとめておく。

今回、フェイトがラカンに対して「いや あなたは知っていた…」って言うコマの中央に十字架があるけど、これって明らかに意図的に描かれてるよな。
ラカン側に描かれてるなら特に問題ないだろうけど、敵として描かれているフェイト側のものとも受け取れる。

日本人にとっては特に気になることでもないけど、海外ではキリスト教右派の人達がなんやかんや騒ぎそうな気がする。
でも、女の子がキャッキャウフフするような漫画読んでるような人が「宗教的にダメだ!」とか言わねえかぁ。

リライトされた人達が復活したら…

ネギと明日菜が「お前は…自分が『悪』だと気付いていない…最もドス黒い『悪』だ…」とか何とか言いながら造物主とフェイトを倒した後に二人でリライトを発動させて、魔法世界の人達が復活する。でも、復活した人は以前の姿に似てるけど、どこか違っている。
そして、のどかがクレイグ達トレジャーハンターグループと出会う。彼らを見てビックリしているのどかの様子を察したクレイグが「お嬢ちゃん名前は?」なんて尋ねる。そんな質問に対してのどかは泣きながら返答する…
「のどか、私の名前は…私の名前は宮崎のどかです…」


なーんて展開だったらいいのになぁと妄想する今日この頃。