275時間目 凶悪フェイト軍団

いや、これマジで凶悪だろ…
フェイト達は栞がネギ達と舞踏会場にいることをわかって、こんな作戦実行してるんだよなぁ。そして恐らく、栞には直接的な戦闘能力が大してないということも知っているはず。
この作戦を栞が理解した上で、彼女がネギ達の側にいるのならまだいいが、そうでなかったら栞に裏切りフラグが立ってもおかしくないぞ。もし裏切ったら調なんかも苦悩しながら一緒についてきそうだな。焔はフェイトがどんな凶悪なことをしようとも絶対に彼の側から離れないタイプだろう。


なんか、栞が裏切ってフェイトに粛清されそうな予感がするのう。

法則とか反復とか

晦日に更新するならば、やっぱり『ネギま!』の全体的なまとめだったり、これからの色んな意味での展開の予想にしたかったけど、メンドクセーのでやめとこう。


自分は漫画とかアニメ観てても、伏線がどうとか展開がどうとかいうよりも、何かを反復したり作中の法則に従って表現してるのを見つけると少々展開がグダグダでも「おお…」と感心して、その作品を好きになってしまう。反復だとか法則ってのは、登場人物の意思や感情を強烈に伝えてくれるから。

例えば『とらドラ!』なんかでは、竜児が大河の空白を埋めるような行動*1をするのを見てて、こりゃ惚れるだろとニヤニヤしてたんですよ。


そして『ネギま!』もこれでもかってぐらい反復したり法則に従った行動を取ったりするから、この作品が大好きなんだよなぁ。
最近では269時間目の感想で書いた、罪の重さに押しつぶされるかのように「落下」する者と、そんな人を受け止めてくれる「飛翔」する者の姿を見たりするとめっちゃ燃える。「落下」する者には闇がつきまとうし、「飛翔」する者は光とともにやってくる。
他にもラカン戦は麻帆良武道会の反復だったりするし、ナギは基本的に見上げられる存在だったりする。
エヴァンジェリンを除くクラスメイトでは、夕映なんかがこの法則・反復による表現の恩恵をモロに受けているから好きにならざるを得ないよな。(なんか容姿があんま好きじゃないんだけど。)
14巻で、自分の恋心が親友にバレちゃって逃げ出してロープで降りようとすると、ロープが切れて落ちちゃう一方で、その後のネギ対超鈴音の決戦前のアドバイス、そして魔法世界編では箒で空を飛ぶ練習をして100kmマラソンでその成果を出しちゃうんだから。この時、仲間を囮にする際の意識が「闇」を選択したネギとは随分違うのも印象的。


そういえば、魔法世界に来る前に明日菜がハルナのアーティファクトで一時的に飛んで、その後効果が切れて落ちてしまい何とかハマノツルギを足場にして事なきを得たが、フェイトの手によって記憶が戻り自分の罪を知ってしまった明日菜はこれからどうなることやら。

*1:ラブレターの中身がないことを指摘したり、空腹の大河のために食事を作ったり、偽乳作ったり

特典に明日菜とか刹那の水着しおりとかいらないからさぁ…

エヴァンジェリンのグッズ作れよ!
と思ったけど、エヴァンジェリンの水着姿ってのはなんか似合わない気がする。いつもゴス系か裸だもんな。
エヴァンジェリンのグッズを作るなら、どんな格好をさせるべきか意外と思いつかないな。
が、とにかく、早くエヴァンジェリン関連のもの作ってほしいもんだ。

「とある科学の超電磁砲」第11話と木山せんせいが脱ぎ女な理由

第9話で木山先生が「こちらこそ、教鞭を振るっていた頃を思い出して楽しかった」って言ってたのは、そういうことだったのかー!と言いたくなる今回の第11話。
今回の回想を見て「照れる木山せんせい可愛い!」とか言ってる輩もいるようだが、木山せんせいは第4話で初登場したときから可愛いんだよ!第9話の別れ際に「ふっ*1」って言う先生も可愛いんだよ。

んで、木山せんせいが服を脱ぐ理由ってのは、教師やってた頃に教え子から「ぺチャパイ」って言われて「自分の起伏に乏しい体が男性の劣情を以下略」という結論に至ったから……じゃ、なくて。
教師時代に生徒のイタズラで水をかけられて服を脱ぐとこから「子供が嫌い(勿論、好きの裏返し)」な理由が始まるってことは、服を脱ぐ行為がそういう抑えているはずの感情的なものを曝け出すってこと意味している。
だから作中でレベルアッパーの話をする美琴達の前で服を脱いだり、(無能力者の!)佐天さんにアイスコーヒーをこぼされてスカートを脱ぐってことは、学園の影の部分を知らない彼女(子供)達には自分の意思を見せたいという意味合いがある。
佐天さんによる初春のスカートめくりもこれに通じるものがあって、初春は佐天さんが気兼ねなく心に触れることが出来る相手ってことなんだよなぁ。

そして、大切なものを失った木山せんせいが、それを取り戻すためにやったことっていうのが、何も知らずに能力者に憧れる「持たざる者」の弱みに付け込むってことなんだから悲しすぎる。自分の教え子達もまた「持たざる者」だったのに。


いやぁ、ホント面白い。これ2クール放送するらしいけど、後半はこれ以上の物語を用意できるの?こんな心配をしてしまう作品なんて滅多にないよ。

*1:笑ってるのではなく、「じゃあね」というニュアンス

ゲーデルが6700万人しか救おうとしない理由

それ以外の人達が、旧世界ではまともに生きていけないから。政治的混乱が起きるからとかそんなんじゃなくて、肉体的に。
おそらく、アルビレオが地下に引きこもってるのも、世界樹の魔力が届かない外に出たら長くは生きていられないから。ラカンが旧世界に来なかったのもそれが原因だと思う。


こういう予想をしてしまうと一番気になるのは、ゲーデル自身が6700万人の中に入っているかどうか。もし入ってなかったら、彼は魔法世界に骨を埋める覚悟ってことだんだよな…
ラカン同様、名前からして入ってなさそうな感じではあるが。

「とある科学の超電磁砲」第10話と都市伝説

風力発電のプロペラが逆回転するとき、街に異変が起きる」なんてことを第4話で初春が言ってたけど、今回ついにそれが現実のものになってしまったなぁ。普段は時計回りに回転してる風車のプロペラが、初春が佐天さんと電話してるときや、美琴が佐天さんの話をしているときは反時計回りに回転している。実際にはいつもとは逆方向からの視点ってことなんだろうけど。

ちなみに、アバンで佐天さんがレベルアッパーの力を借りて能力を使ってるけど、その能力が風(物体?)を操作する(ここでは回転させてる)もので、佐天さんの目線からでは時計回りに回転させてるけど、すぐに逆から見て反時計回りに回転させてる画が入る。

要するに、これはどっちが善い悪いの話ではなくて、同じものを見ても人によって違って見えるってことなんだろうな。まぁ、当然のことかも知れないけど。だから、美琴の言うようにハードルの前で立ち止まる人もいるし、「能力があってもなくても、佐天さんは佐天さん」なんだよなァ。


あと、今回はとある科学の超電磁砲 OPの演出の解説 一貫性のある正負の方向で紹介された「流れの方向」を意識してると凄く面白いぞ。特に初春が木山先生の車に乗ってからが。



どうでもいいけど、木山先生可愛いよね。

OADを捨てて「君に届け」か「レールガン」でも見よう

こういうのが一番困っちゃうなぁ。話の内容は面白いのに、実際に観ていると、あまり楽しめないっていうか。同じような感想を持ってしまった作品に『屍姫』ってのがあるのだけれど、あれは視聴者が金を出さなくていいテレビアニメなんで「しゃーない」の一言で観るのを止めちゃったんだけど、『ネギま!』に関してはOADなんてもんを金払って購入しているので、途中でやめるなんてことはできねえよな。


あまり言いたくないけど実際問題として、こんな作品を手放しで褒めてくれる人なんて『ネギま!』が好きな人だけだろマジで。OAD1期の時も言ったかもしれないけど、コンテの段階でもう手を抜いてるんじゃないかと思っちゃうよ。原作をなぞってるだけにしか見えず、1ショットたりとも感銘を受けるシーンがない。ネギが小太郎に反撃して一発ぶん殴る場面で「うわぁ…」って思っちゃったもん。別に作画のクオリティが低いとかそんなんじゃなしにね。

君に届け』なんかと見比べたらわかるけど、あの作品は別に激しい動きとかあるわけでもないのに、『ネギま!』なんかより遥かにエネルギーに溢れているよ。
他にも『とある科学の超電磁砲』で美琴と春生先生との会話とか、風邪ひいた初春を訪ねてる場面とか見れば、ただ喋ってるだけなのにダレないように色々と配慮されてるのがわかる。



化物語』とか『けいおん』なんかは個人的にはあまり楽しめなかったんだけど、他の人が「面白い」って言う気持ちもよくわかるし、どういったとこを面白いって言ってるのかも察しがつくんだよ。でも『ネギま!OADの面白さって、「原作の面白さ」しか見出せないじゃんか。ホント、やばくねえかアニメ『ネギま!』の将来は。