「とある科学の超電磁砲」第11話と木山せんせいが脱ぎ女な理由

第9話で木山先生が「こちらこそ、教鞭を振るっていた頃を思い出して楽しかった」って言ってたのは、そういうことだったのかー!と言いたくなる今回の第11話。
今回の回想を見て「照れる木山せんせい可愛い!」とか言ってる輩もいるようだが、木山せんせいは第4話で初登場したときから可愛いんだよ!第9話の別れ際に「ふっ*1」って言う先生も可愛いんだよ。

んで、木山せんせいが服を脱ぐ理由ってのは、教師やってた頃に教え子から「ぺチャパイ」って言われて「自分の起伏に乏しい体が男性の劣情を以下略」という結論に至ったから……じゃ、なくて。
教師時代に生徒のイタズラで水をかけられて服を脱ぐとこから「子供が嫌い(勿論、好きの裏返し)」な理由が始まるってことは、服を脱ぐ行為がそういう抑えているはずの感情的なものを曝け出すってこと意味している。
だから作中でレベルアッパーの話をする美琴達の前で服を脱いだり、(無能力者の!)佐天さんにアイスコーヒーをこぼされてスカートを脱ぐってことは、学園の影の部分を知らない彼女(子供)達には自分の意思を見せたいという意味合いがある。
佐天さんによる初春のスカートめくりもこれに通じるものがあって、初春は佐天さんが気兼ねなく心に触れることが出来る相手ってことなんだよなぁ。

そして、大切なものを失った木山せんせいが、それを取り戻すためにやったことっていうのが、何も知らずに能力者に憧れる「持たざる者」の弱みに付け込むってことなんだから悲しすぎる。自分の教え子達もまた「持たざる者」だったのに。


いやぁ、ホント面白い。これ2クール放送するらしいけど、後半はこれ以上の物語を用意できるの?こんな心配をしてしまう作品なんて滅多にないよ。

*1:笑ってるのではなく、「じゃあね」というニュアンス