いろいろと最終回

スクールランブル二学期』と『アニマル横町』がついに最終回を迎えた。
実はこの二作品はかなり好きで、個人的主観で2006年度アニメのベストを並べていくと『涼宮ハルヒの憂鬱』より上に来る。ただ『涼宮ハルヒ』は「サムデイ イン ザ レイン」を時系列通り最後に持ってきてたら『スクールランブル』よりかは上になってたかも。


スクールランブル二学期』の終わり方は「ちょっと…」と愚痴を言いたくなった。好きな作品だけに厳しい目で見てしまったか。
塚本天満播磨拳児を中心とした話からいつのまにか塚本八雲の話にシフトしてるのがどうも受けつけない。これは天満と播磨の関係の進展と同時進行してやらなきゃあまり意味がないと思う。同時進行してるように見せかけて、「天満の記憶がなくなった」ってオチは反則じゃないか?EDテーマの
忘れちゃったらごめん 忘れちゃったらごめんねー
ってタチの悪い冗談か何かか?19話までがあまりに面白かったのでまぁ許せる範囲だが。とにかく小清水亜美が最高。


対して『アニマル横町』は先週やった「願いが叶うノート」の伏線を上手く消化してラストに子供も大人も納得するハッピーエンド。Aパートの「どき☆どき 扉が消える日!?」というサブタイトルが「アニ横と人間社会を繋ぐ扉が消える」という意味から「アニ横と人間社会を隔てる扉が消える」こと、即ち「扉がずっと開かれた状態」という意味になる展開には泣いたね。傑作。
何気に憎い演出が、アニ横のみんなを亜美の両親が受け入れる直接的な描写がなかったこと。でもこの描写がなくても絶対に受け入れてくれてることを保証する場面が冒頭にある。亜美の部屋にあるママの手作りクッキーの量がどう見ても5歳児一人が食べる量ではない。だからアニ横のみんなとバクバク食べてる。
これって亜美が誰かと一緒にいることを親は知ってるけど、敢えて誰がいるのか訊かずに亜美が言い出すまで待ってたってことだろう。で、受け入れる用意があるからみんなの分のクッキーを作っていたのだ。
俺って『ぱにぽにだっしゅ!』とかこういう「どんな人達とでもみんな仲良く暮らせる」って感じの作品に弱いのかも。