『いぬかみっ!』最終回

いぬかみっ!』も最終回か。やっぱり最終回ってのはどんな作品でも寂しいもんだな。最終回ってことでWikipediaで『いぬかみっ!』のページを見てどんな声優が出てたのかとか復習しようとしたら、「削除提案中」になってた。ついでに『スクールランブル』の登場人物一覧も「削除提案中」だった。俺ってこういうデータを見るのが好きな人間だから余計に寂しい。
いぬかみっ!』の1話を観たときは「微妙」って感じだったんだが、いつの間にか「やめられない止まらない」状態に陥って毎週楽しみだったよ。冷静に考えたらそんなに優れた作品ではないとは思うんだけど、作り手側の「好き勝手やってるぜ」みたいな雰囲気が伝わって妙に楽しくなってくるんだよな。でも終盤のバトルでいくら人間じゃないとはいえ、若い女の子が刺されたりする映像はちょっとキツイ。ハッキリ言って『ひぐらしのなく頃に』より痛い。こんな演出とは無縁の作品だと思ってたので。せいぜい殴られたり、妙なパワーでぶっ飛ばされたりするぐらいだと思ってた。
そういったことを除けば、ほぼ満足。作画が少々荒れてもキャラが面白いからね。特にキャスティングのハマリ具合が素晴らしい。ほんと活きたキャラに出来てた。
堀江由衣とか松岡由貴森永理科などのいぬかみメンバーは勿論のこと、速水奨の真面目に馬鹿なことをやってる演技や、明らかに『うる星やつら』のメガネのパロディである千葉繁とか腹を抱えて笑わせてもらった。終盤には郷里大輔の中から神奈延年若本規夫から麦人が出てくる展開でぶったまげたぞ。
それと今頃言ってもどうしようもないことはわかってるが…20話の下着泥棒の師匠は生きてればきっと塩沢兼人がやってたと思う。
ついでに作品とは直接関係のないことだが公式サイトの「ストーリー」はサブタイトルとか脚本家の名前とかだけでなく、簡単なあらすじぐらいはつけるべきじゃないか?