『ネギま!?』#3までを観て…

これ、今のところ(脚本においては)一期の方が面白いよね。明らかに。いくら見た目を派手にしたりギャグを入れても、やることやらなきゃ面白くも何ともないよ。
放送する時間帯からして「子供向けだから細かいこと言うな」って言われても、納得できるもんじゃないよ。


決定的に駄目なのが、ネギと明日菜を始めとする生徒達の距離が近づく描写が余りにも足りてないということ。以前にも書いたが宮崎のどかのことは絶対に「宮崎さん」と呼ぶべき。明日菜が救援に駆けつけるのに関しては、ネギの正体を知ったからだけでは駄目。心から信じ合う一心同体のパートナー候補になるんだろ?ネギの正体を知り、ネギの人間性を見た上で助ける決意をするべき。
それ故、目玉であろうバトルの方もちょっとアレだ。全く燃えない。
バトルってのは、お互いの感情や信念がぶつかり合う一種のコミュニケーションだ。エヴァ茶々丸はともかく、ネギと明日菜の関係が余りにも雑なので、ぶつかり合ってる感じがしない。てゆーか、全体的にネギが何をしたいのかが伝わってこない。
大体さぁ、ネギが何もやってないじゃん。自分の生徒を傷つけたくないってのもあるのかも知れないが、それなら明日菜と茶々丸を戦わせるなよ。カモがしゃしゃり出てエヴァの自滅って、アホか。こんなんで夢見るチビッ子が喜ぶと思ってんのか。
カモは作戦上のアドバイスをしても決定打となる行動は、主人公のネギ自身にやらせるってのがバトルものとしての最低限の常識ってことがわからないかね。ネギが相手を傷つけたくないと思ってるなら、攻撃的な魔法を使わず目眩しなんかの間接的な魔法だけを使い決着をつけ、エヴァ及び視聴者にその旨をハッキリと伝えるべきだろう。それなら、ネギがエヴァを助けた以降の意味がより一層際立つじゃないか。
こんなグダグダな展開で、まるで困難を乗り切り成長したみたいに見せられても納得できるわけがない。
マジで金巻さん、頼むよ。