世の中に絶望的なことなんてありません

木乃香「努力すれば必ず希望はかないます!」
ネギ先生「努力すれば実写化が成功すると言うんですか?」
木乃香「可能性はあります!」


というネタをアニメ『さよなら絶望先生』を見ながら思いついてしまった。
しかし、『絶望先生』のアニメ化ってのは「『らき☆すた』のように、単なるネタの箇条書きみたいになったら嫌だなぁ」と思ってたんだが、これは予想に反して面白いぞ。金巻兼一が普通に脚本書いてるし、みんなの期待に応えて小ネタも豊富。キャラもきちんと活きている。何より話の流れがスムーズ。極めつけは映像。これ程の映像体験に匹敵したのは最近では『地獄少女』ぐらいではないか?鮮やかだけど、ケバくはない。近頃の目に優しくないテカテカなアニメに辟易している人に是非お勧めしたい。


で、本題に入るが、実写ドラマ『魔法先生ネギま!』のキャスティングが発表された。
http://news.ameba.jp/2007/07/5591.phpでは

ブログでは「最年長は24歳って…どんな中学校だよ」「外国人キャラには外国人使ってやれよ」「2次元なものをわざわざ3次元にしないでください」など厳しい声が多く挙がっている。

とか書かれているけど、本当にそうか?
わざわざブログとかで『ネギま!』のこと書いている人は、「問題なしとは言わないがアリかも」ぐらいじゃないの?やたらと批判してるのは掲示板の速報スレとかで、少ない行数で上っ面ばかりを話題にする所の人なんじゃないの?
大体、(外国人役云々は別として)24歳が中学生を演じるってのが、そんなに変か?そんな数字になんの意味があるんだよ。問題なのは画面に出て説得力があるかどうかだろ。
例えば映画『バトル・ロワイアル』なんかでは山本太郎の中学生は不自然だとは思ったけど、安藤政信の中学生はアリだと思った。おめーら、Wikipediaでこの2人の生年月日と『バトル・ロワイアル』の公開年を調べてみろよ。これほど、実写化において「年齢という数字なんて重要ではない。重要なのは…」っていうのが分かるのはないぜ。役者と演出によって説得力がどれほど違ってくるか知ることができるいい例だ。
と言っても問題は、役者としては無名な彼女達が本当に役をこなすことができるのかってことだが。


ああ、それとマガジンでドラマのキャスト紹介記事書いた人、っていうか編集は馬鹿か?
演じる子たちが、劇中で着るであろう制服を着て写っている写真に対して、「コスプレSHOT!」とか常識を疑われるような文句つけるかフツー?
スクリーンとかロードショーとかの映画雑誌で『ハリー・ポッター』の特集記事とかやったとして、劇中と同じ格好でいるダニエル・ラドクリフエマ・ワトソンの姿を写真に収めて「コスプレSHOT!」なんて書かないだろ。
え?それとも何か?このドラマは「コスプレ感覚で作りましたー」程度の心意気で製作されているわけ?ふざけるなよ。そんなだから、出来てもない段階で貶されるんだよ。


どうでもいいけど、木下あゆ美が演じる桜咲刹那が見てみたかったなー。となると、佐々木まき絵あたりに菊地美香は必須だ。