シゴフミ 第6話「サケビ」について…

イジメを扱っちゃうと本編の出来がどうであれ、視聴者は「いじめた側」と「いじめられた側」の倫理観だとか対処方法の善し悪しといった表層的な問題について議論するだけになっちゃうんだよなぁ。で、そこから評価を下す。そりゃ勿論、そういうことについては真剣に議論されるべきだろうけど、その議論をするだけなら、イジメに関する報道番組やドキュメンタリー番組でも観とけばいい。
ハッキリ言って、今回ほど他人の感想を読んでて「ツマラン」と思ったことはない。どんな感想を書くのは自由だし、いつも(マジで)ツマランこと書いてる俺が言うのもなんだけど。
お前らもうちょっと物語を理解しようとしろよ!
と本気で叫びたくなったぜ。


例えばさ、フミカが一部分だけ茶色くて他が白い犬や、青白い月明かりの下で叫ぶ半分死人2を見て何を思っているのか。白い髪のフミカが黒い衣服に身を包んでるのは何を表現しているのか。それと対照的に、病院の真っ白な部屋で真っ白なベッドの中で眠っている美川文歌はどうして黒髪なのか。キラメキ氏の髪の色や衣装の色の奇抜さはどういう意味なのか。これらがどう繋がっているのか。
少なくとも、これらのことについて全く考えてないような人はこの作品の半分も楽しめてないと思う。
最後の携帯電話を手にした女の子のことだって、「彼女が誰なのか」ではなくて「彼女はこれからどうしようとするのか」について考えることの方が重要ではないのか?


今回は本気で人の感想を読んでてイラついたので愚痴ってしまった。
前回の猫を追いかける話とか(面白いかどうかは別として)視聴者は理解できてるんだろうか?いや、俺も全てを理解できているとは言わんけど、最低限のラインというか…
「猫にまとわりつかれるフミカ萌え〜」とか「杖カワイス」とかそういうレベルじゃないよな?『みなみけ』とか『君が主で執事が俺で』の感想ならそういうのもアリだけど。