『地獄少女 二籠』4話までの感想

スゲー、なんじゃこりゃ。1話はともかくとして2〜4話の絶望っぷりは半端じゃない。
2話の「恨みを晴らした後は死ぬまで同じことして、死んだら地獄行き」なんて脚本は気が狂ってるとしか……閻魔あいが池に落ちた毬を拾おうとしてそのまま落ちちゃう場面がヤバイくらいに可愛くて喜んだけど、この場面が意味することはかなり重要だったりするから気が抜けない。地獄流しもシリーズ中、最大の笑撃に襲われること間違いなしだがオチがこれだからなぁ。最後もビラ配りしてた家族の姿を見て愕然とした。両親ぐらいは解放してやれよ、妹さん。てゆーか、脚本家。
でも、ま、こんなオチでも大好きなんだけど『地獄少女』。


3話も2話と同じようなラストだけど新しい出会いで自分の罪を忘れちゃってる分、依頼者自身はそれなりに幸せなのかな。結局は同じことを繰り返すだけのようだけども。


4話は依頼者自身の選択がどうこうよりも、「物事を悪い方へ誘導する者」が現れて、これがまた後味悪くて最高。で、その誘導しているのが可愛い女の子ってのもわかってるよなぁ。あの眼のキモさが最高に可愛い。閻魔あいから貰った2つのビー玉が入った巾着袋(あいの手作り)をぶち破って「破れた」って無邪気に(実際は悪意を込めて)言う場面が恐すぎ。
これからは「あいが依頼者に糸を引かせないように願うのに、それを見越した女の子が糸を引くように画策する」という水面下での二人のバトルが展開していくんだろうね。その間に骨女や一目連の生前のエピソードをこなしていくって感じか。


それにしても、閻魔あいの可愛さは反則だよな。制服とスカートの隙間から垣間見えるお腹を見るとムズムズしてしまうよ。
長い間、「どうして俺の苦手な能登麻美子が、閻魔あいに限ってはこんなに魅力的なんだろう」と思ってきたのだが『二籠』になってようやくわかった気がする。
閻魔あいって非人間的な不気味さがあるんだよな。その人形みたいで生気が感じられない顔の瞳の奥底に秘められた感情が能登麻美子の静かな声によって吐き出されるような感覚が堪らなく心地いい。これはハマるよなぁ。