『ネギま!』1期のストーリーまとめ

どうもアニメ1期と現在の『ネギま!?』のテーマは同じみたいなんで、『ネギま!?』放送終了後に両者の比較をするために、1期の方のストーリーもまとめてみる。ストーリーをまとめるつっても、テキトーにセリフなり行動なりを抜き出すだけだが。結構重要な箇所が多いから時間がかかりそうだが、『ネギま!?』の最終回までにはまとまると思う。


言うまでもないことだがパクティオーを始めとして、この作品においてキスは原作と同様に非常に重要な要素である。そりゃ、どんな作品でもキスは重要だが、この『ネギま!』におけるキス(特にネギに対して)は恋愛感情・魔法使いとしてのパートナー云々以上の意味を持つ。原作と同じような場面でも、終盤のオリジナル展開において重要な意味合いを持っていたりするので注意されたし。尚、アニメでは原作と比べて、ネギの一人で厄介ごとを抱え込む性格、明日菜のネギに対する心配がかなり強調されている。


1〜2時間目

明日菜に魔法バレ。ネギが明日菜の記憶を消そうとするも失敗(マジックキャンセル)。
明日菜「私はガキんちょが大嫌いなの。」
明日菜「(気持ちを伝えるのに)おまじないとか魔法とか…駄目だよね、そんなの。」
日本に来る前の回想で、ネギのおでこにキスをするネカネ。
一人で一晩中、明日菜のホレ薬を作るために四葉のクローバーを探すネギと、そのことに気づいた明日菜。
ネギ「明日菜さんって、髪をおろすとお姉ちゃんに似てる。」
ネギを自分の部屋に住むことを了承する明日菜。


3時間目

タカミチとキスをする夢を見る明日菜。寝ぼけてネギのおでこにキスをする明日菜。寝ぼけて明日菜とネカネを間違えるネギ。
明日菜「何よ、それ!まったく子どもなんだから!」
しずな先生「(ネギに対して)私、カウンセラーをやっているから、困ったことがあったら遠慮なく保健室に来てね。」
タカミチが明日菜に、ネギは両親がおらず、姉と2人で暮らしていたことを教える。
ネギが飲んだ惚れ薬は明日菜に効果なし(マジックキャンセル)。


4時間目

新聞配達を手伝おうと明日菜を箒に乗せようとするも上手くいかず(マジックキャンセル)。
ネギが明日菜に両親がいないことを知る。ネギにはネカネとアーニャ。明日菜にはタカミチと木乃香たち。
どうでもいいけど、絵コンテの人、Bパート楽しかっただろうね。


5時間目

カモ君登場。パートナー探し。
カモ「一口にパートナーと言ってもただ隣にいればいいってわけじゃない。互いに信頼し合い、労り合えることが重要。」



6時間目 エヴァンジェリン
ネギ「僕がやらなくちゃ。魔法を使えるのは僕だけなんだ。」
明日菜「あんたねぇ、困ったことがあったら一人で解決しようとしないで、ちゃんと私に相談しなさいよ。」
ネギ「相手は魔法使いかもしれないんだ。明日菜さんは巻き込めないよ。」
ネギとエヴァンジェリンの1回目のバトルには原作と違って明日菜だけが駆けつけてくる。
明日菜のお馴染み障壁突破(マジックキャンセル)。
明日菜「あんたってば一人で犯人捕まえようなんてカッコつけて!今度からちゃんと私に言うのよ!」に対してネギ「駄目ですよ…」



7時間目
ネギ「パートナーって言ったって戦いの道具として頼っているだけじゃないか。担任としてそんなこと…」
明日菜がネギのパートナーになることに決めるも、おでこにキス


8時間目
結局は一人でエヴァンジェリンに挑もうとするネギ。
明日菜「あの馬鹿!この前の二の舞じゃないの!」
ネギの元に駆けつけて明日菜「私が来たくて来たんだから迷惑でもなんでもないの!」
明日菜とパクティオー。今回は唇にキス。
ナギ「光に生きてみろ。そしたらお前の呪いも解いてやる。」


9時間目
世界樹にて鳴滝姉妹「片思いの人にここで告白すると願いが叶うって」


10時間目
とある理由で視聴率の高かった回ですね。それだけネタにされる頻度も高いけど、原作の話より面白いと思う。
子供のネギと大人のタカミチの比較。
魔法を使おうとするネギを戒める明日菜。
のどか「私にも何かできることが…」
原作は「例え相手が自分よりも強い相手でも諦めない」っていう逆境に立ち向かうことを強調してるけど、アニメでは「相手が大人でも負けたくない」っていう対抗心、極端に言えば目上の者に対する憧れと劣等感を若干強調している。


11時間目
くぎみんのミニスカナースを見ることができるのは、ここだけだ!
龍宮さんが巫女姿で参加してる………
クラスで一人だけ浮いていた千雨をどうにかするっていう話で特筆することはなし。


12〜13時間目
2回連続でテストが最下位になると、ネギが先生失格になることを明日菜に教えようとしたカモの口を塞ぐネギ。
明日菜「そうやってすぐ魔法に頼るのやめ!」
明日菜「マギなんとかって魔法使いは、凄い魔法が使えるだけじゃ駄目なんでしょ。」
2−Aが最下位になるとネギが先生失格になることを明日菜に教えるエヴァンジェリン
ネギが先生失格になることを知って慌てている2−Aの皆に対して、のどか「今私達が出来ることは、ネギ先生がクビにならないように勉強することじゃないでしょうか。」
リラックスする魔法が明日菜のマジックキャンセルで無効化されない。
ネギ「みんな、頑張ってくれて嬉しかったな…」


14時間目
さほど重要なことはない。明日菜がバイトを大切にしてるってことぐらいか。


15時間目
明日菜といいんちょがいつも喧嘩してるけど、実は仲が良いというお馴染みのお話。『ネギま!?』でもそうだったけど仲が良いことを視聴者だけでなく、そのことをネギ自身が知るということが重要。原作と違って、いいんちょの弟のことを明日菜はネギに教えてはいない?
のどかと楓のメイド姿が見られる超貴重な回だよ。
刹那と龍宮が両手を上げてはしゃいでるのが話題になってしまったが、このときの龍宮は小林ゆう画伯が描いたみたいになってる…刹那はともかく、龍宮の方は水陸両用茶々丸に乗ってるシーンがあるので、見た目のイメージと違ってクラスと馴染んでいると思われる。
前回のネギと木乃香のデートが嫌だったと夕映に語るのどか。のどか「私、心狭いよね…」


16時間目
ネギ先生とラブラブキッス大作戦。原作と違いのどかとネギはキスをすることはない。また、いいんちょと組むのが那波千鶴なのは、24時間目へのちょっとした伏線か。状況観戦組には刹那もいるので、刹那が距離を取ってるのはあくまで木乃香に対してだけなのかも。両手を握り締めて熱中しているみたいなんだが。
夕映「絶対勝って、のどかにキスさせてあげるです。」など、のどかを優先させようとする。
ネギが人体模型に驚いて気を失ったら、部屋で一人だけ寝ていた明日菜が一度目を覚ます。こういった暗示的な演出は上手い。
ネギ(の分身)が夕映の気持ちを無視して無理矢理キスをしようとすると、明日菜が駆けつけて飛び蹴りを喰らわす。


17時間目
ネギとのどかがマジカルランドへ行くというアニメオリジナルのお話。
前回のラブラブキッス大作戦でネギが気になってしょうがない夕映。これ以降、自分の気持ちとのどかの気持ちとの板ばさみになる。
しずな先生とタカミチの関係を連想させる場面あり。この二人の関係も終盤において何気に重要である。
のどか「告白出来ないで1日が終わるなんて自分が情けなくなっちゃって…」は23時間目の明日菜の最後に対応している。
のどか「ネギ先生に貰った勇気、ちゃんと使わなくちゃね。」
どーでもいいけど、明日菜と夕映は何でジャージ姿なの?


18時間目
のどかの告白を思い出して、明日菜「本屋ちゃんって勇気あるな…」は勿論、終盤のオリジナル展開に繋がっている。

ネギ「どうして今までタカミチに告白しなかったんですか?」
明日菜「だって、もし告白してフラれちゃったら、もう高畑先生と話せないかもしれないし。」
ネギ「でも言わなかったら絶対に上手くいかないでしょ?」
カモ「そうそう。駄目なら駄目で早く終わらせて以下略」
明日菜「理屈ではそうなんだけど、その人のこと好きな分だけ怖くなっちゃってさ…」

このやりとりは、『ネギま!』のテーマを恋愛を用いて表現した名場面。
ネギ「宮崎さんが勇気を出して告白してくれたのに、僕が逃げちゃいけませんよね。」
「友達から始めませんか?」とのどかに伝えるネギ。のどかはネギが明日菜以外で初めて先生と生徒との関係を超えた存在である。


19時間目
言わずと知れたさよちゃんの話。
特に注目すべきことはないかもしれないが、エヴァンジェリンの優しさは気に留めておいておこう。てゆーか、さよの存在を知っているなら、生け花の場面は…さよちゃん恥ずかしい。


20〜21時間目
たった二回で修学旅行の話をまとめる暴挙!ではなく、英断。
刹那が木乃香と距離をおいている理由は原作と違い、あくまで過去に木乃香を守れなかったことが原因である。
幼い頃の回想で木乃香の「そんなんええよ、一緒に遊んでくれるだけで…」というセリフに対し、首を振って拒否している
重傷の刹那を助けるために木乃香がキスで魔力を分け与える。
フェイトの水妖陣を明日菜がまともに喰らってるのは、いくらなんでも脚本上、間違っているだろう。あの状況で原作通りにくすぐられるだけってのもダメだが。


22〜23時間目
自分の死が近づいていることを誰にも告白できない明日菜。そして自分1人でトラブルを解決するための力を得るためにエヴァンジェリンの修行を請うネギ。


24〜25時間目
火葬って、ちょ、おま…!?
重苦しい空気を振り払うためにネギはわざと明るく振舞う。これは前向きになるよう生徒のためにやっているようだが、現実を受け入れて自分の弱さを見せる勇気がないからである。
ネギの心配をするタカミチとしずな先生。タカミチの発言から彼の過去と現在の境遇が推察できる。しずな先生はタカミチにとってどういう存在なのか。
火葬の熱でへしゃげた鈴を見て耐え切れなくなったネギはエヴァンジェリンに「明日菜さんを生き返らせてください」とお願いする。この願いにエヴァンジェリンは激怒。エヴァンジェリンはネギの弱さを受け止めようとしたかったのだが、魔法で明日菜は生き返らないという現実を突きつけられると、ネギはエヴァンジェリンの前から逃げ出してしまう。ここはいいんちょと千鶴の関係との対比にもなっている。
後のナギの話を聴けばわかるが、エヴァンジェリン〜悪魔*1との契約云々のネギの(誰とも気持ちを共有しようとしない)一連の行動は幼少時、そして現在の明日菜と同じようなものである。
刹那と木乃香の電車の中の会話は、21時間目の幼少時の回想で木乃香の願いに刹那が首を振って拒否していたことを念頭に入れておかないと意味がきちんとわからない。
ナギ「そうか!マジックキャンセル!」←視聴者失笑(大事な場面なんだけども)

*1:「そうか、悪魔ですよ夕映さん!」は『ネギま!』史上最強の迷台詞だと思う。